家づくりの流れ

トス設計ではヒアリングからアフターフォローまで、細かく施主様に対応しています。こちらでは家づくりが初めての方に向けて、どのように家を作っているのかをご説明いたします。

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ヒアリング

「いい家をつくりたい」と思っていても、いざ家づくりを始めようとすると「何がいい家なの?」「失敗しないためにはどうしたらいい?」と悩んでしまう方が多いでしょう。このモヤモヤを解消し理想の暮らしを叶えるためには、今と理想の両方の観点から家づくりをすることが大切です。

時には「〇〇したいけど…」と予算や立地面などの理由で、夢を諦めてしまう方もいます。しかし、私はせっかく抱いている夢を叶えたい。

そのためにも、ヒアリングを通してあなたの潜在的な希望を言語化して引き出します。漠然としたイメージからよりリアルなイメージをつかむために、私が一番大切にしているステップです。

この時に、土地や資金計画がわかる資料をご持参ください。

敷地調査

特に重要視している点は次の3つ

陽光の差し込む差し込み方とその方向

風の吹き方と季節による変化

心地よい景色が見える方向

その他にも、近隣の環境や自然災害の影響、必要な施設の近さ、隣地の状況といったさまざまな観点があります。

私はとくに、光の方向や風のパターン、美しい景色の方向を重視。

自然の特性を理解しないと、お客様の要望に応えることはできないからです。

風通しの良い家を希望していても、その土地の風の流れを知らないと実現できません。

窓を開けるだけでは、風が入ってこないケースもあります。

風の流れ調べ、間取りや窓の配置を決めることが大切です。

また、隣地との距離が近い場合、お互いのプライバシーを尊重するために、窓の位置や高さにも考慮する必要があります。

これらは、写真や地図だけに頼らず、時間帯や曜日を変えて実際に現地に赴いて自身の目で確認、調査いたします。

実際に住まう人の日常生活を想定して設計するための重要なプロセスです。

また、同時に法律によるさまざまな制限や基準についても、各関連省庁に出向いて調査を行います。

基本設計・プランニング

ヒアリングから住まう人の憧れの暮らしと、敷地の特性を押さえたら、ラフなプランやデザインを検討し図面を作成します。

家づくりにおいて私が、最も重要視する「基本計画」。

あなたの暮らしを想像し、要望を実現するためのアイデアを自由に描いて行くため、私は手描きで作成していきます。

基本計画は今後の家づくりの基盤。

そのため、じっくり時間をかけます。意見を交換し、”憧れの暮らし”を適切なものに。

何度も修正を重ねていきますが、この段階で計画を十分が十分に話し合い納得できるものに仕上げなければ「いい家」はできません。

この作業は私自身も楽しいですが、同時に苦しい工程。

しかし、施主様が納得いくまで何度でも修正し、最終的には満足のいく仕上がりができるまで、じっくり考えます。

実施設計

基本計画に基づき、建物の詳細な図面を作成。

収納の形式や寸法、内装や外装の素材など、細かな部分まで詳細に決めていきます。また、水回り機器、電気、給排水、エアコンなどの設備や庭や塀などの外構工事に関する図面も作成。

これが実施設計と呼ばれるプロセスで、50枚以上の図面にもなります。

この段階でも、何度も意見交換し、より適切な設計へとブラッシュアップ。敷地の特性や風の流れ、光の方向などを考慮し、窓の位置や開閉方法も決定。

また、建物の強度や耐久性といった安全面はもちろん、広がりを感じさせる工夫や湿気や健康に関する対策など、快適な暮らしを実現するために欠かせない工夫も施していきます。

施工費の見積もり

複数の工務店または建設会社への見積依頼。

同じ実施図面を同一の条件、書式、期日で複数の作り手・工務店さんに同時に依頼いたします。

これは最終的な“作り手選び”の価格という大きな要因となります。

トス設計 では実施設計図面をもとに複数の工務店等に見積もり依頼をさせていただきます。

複数社の比較検討をすることで、より適正な価格を見出せますし、お客様にも分かりやすく、納得してもらえる状況が創れるからです。

今の時代はどこの作り手・工務店様も真剣に価格を出して頂けます。

しかし各社で同じ図面を見積りながらも、かなり価格差が出てくる場合もあることも事実です。

また複数出すことにより競争意識がより高まるのも事実です。

各社自前の見積書の形式、項目のくくりは違うため、見積書を比較検討するうえで大事なことは

”統一したくくり・書式・条件等”

が必要になってきます。

施工会社の決定

当社では、お客様が選択する業者さんとの信頼関係を重視します。

見積もり内容の確認や最終的な工事金額の決定においてサポートしていきます。お客様は自由に業者を選択できますが、設計士かつ施主様の代理人という立場で客観的な目で見積もり内容を確認し、適切に選択できるためのアドバイスを提供します。

複数の業者からの見積もりを比較検討できると、適正な価格を見極められますが、価格だけでなく実績や社会的信用、地域性、そして業者との相性なども考慮し、最終的に信頼関係が築ける業者を選定することが重要です。

万が一、予算と見積もり価格がずれてくる場合には、、価格の抑制を図るために工事内容の調整をし、必要な工事とそうでない工事を見極めていきます。

ここでも、費用を削って帳尻の金額を合わせる作業をするのではなく、お客様が「どのような暮らしをしたいか」という本質を追求し、理想を実現するためのサポートを行います。

工事監理

工事監理は、主に現場に足を運び、図面通りに施工されているかを客観的な目でチェックします。

また、施主様からの変更希望がある場合には、それに伴う図面の作成や金額・工事方法・日程の調整をその都度おこないます。

施主様の承認を得てから必ず変更を加えます。

これによって、「知らない間に予算がオーバーしていた」「聞いてなかった」というようなトラブルは避けられます。

同時に、工事の進捗状況や予算の監理、質問や疑問への対応、苦情のフォローアップなども実施します。

時には、求めらる基準に工事の水準が満たされてない場合は修正、改善を施主様に代わって求めます。

このように定期的に打ち合わせを行い、施主様、建築業者、設計士と協力して進行します。

現場では、図面通りに作業がおこなわれているかだけでなく、実際の現場から改善点が見えてくることもあるので、住まい手が心地よく使い勝手の良い状態を実現するために細かな調整も忘れません。

隣家との窓の位置関係や、コンセントやスイッチの位置調整など細かな点についても現場で立ち会いの元、ひとつずつ確認をしていきます。

細かい作業ですが、トス設計では本当の意味での住みやすさ、心地よさを追求するために手を抜くことはありません。

完成検査

工事が完了後、建物全体の細かなチェックを実施します。

法的に必要な図面通りの仕様や寸法に加えて、安全性や雨漏りのリスク、仕上げの品質、設備機器の機能性なども丁寧に確認します。

建築業者さん自身も事前に社内検査を行い、引き渡しまでに指摘された点を修正。最終的には行政の完成検査を受け、引き渡しの準備を開始します。

引き渡し前には、施主様とと共に各種確認を行い、建築業者やメーカー担当者による設備機器の使い方や取扱説明を受けます。

夕刻からはすべての明りを灯し、配光の確認も忘れません。

撮影も終わり灯りを一つ一つ消して周りが暗くなっていく時、今までのことが頭の中を過ぎると、少しばかり寂しい気持ちになってしまいます。

引き渡し

ヒアリングでは、楽しく意見を交換し合いながら、住まい手が喜ぶ空間のイメージを探り、基本計画では苦労しながらも、最終的には住まい手の笑顔を見ることができ、その喜びはなんとも言えない感慨深い想いです。

いよいよ引き渡しとなり、最後のあかりを消してドアを閉める瞬間には、ただただ「ありがとうございます」と感謝の気持ちでいっぱいです。この素晴らしい機会を与えていただき、毎回私はこの瞬間に幸せを感じています。

アフターフォロー

建物の引き渡しの際には、寂しさはなく、むしろ住まい手の喜びに触れることで私も幸せな気持ちになると同時に、安堵の感情も湧きおこります。

引き渡しの時点では、建物はまだ「家」という感覚ではなく、何か冷たさが感じられます。

しかし、住まい手が引っ越しを終え、自分の家具やお気に入りの物が配置されていく過程で、家庭の個性が自然と現れてきます。

訪問を重ねるごとに、その家庭独特の雰囲気がより感じられ、数年後には完全にその家族の暮らしに適応した空間になります。

このように、「家」から「住まい」への変化を感じることができます。

トス設計のの基本コンセプトは「穏やかで健康的で快適な家づくり」ですが、それぞれの家庭の望む暮らしに合わせて工夫しています。

暮らし方によって家が変化することを改めて感じます。

しかし、その暮らしも時間とともに変化し、その変化に対応するために私たちのサポートが必要です。

完成後も、不具合の対処だけでなく、住まい手の暮らしの変化に合わせたサポートを提供しています。

可能な限りのサポートを提供することを誓っています。

家づくりの流れ まとめ

トス設計ではヒアリングからアフターフォローまで、細かく施主様に対応しています。

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