すでに定年退職されたご夫婦の建替えの施工事例です。
元々住まわれていた家は間取りも複雑で、どの部屋も暗くじめじめした風通しのよくないもの。
それもそのはず、今治市の中心部に位置しているために東・南・西に敷地境界線ぎりぎりで商業ビル・福祉施設・工場及び住宅が建っていました。
さらに敷地内には既に使われていない住宅が建っており、敷地目いっぱいに家がギュッと詰め込まれている状態。
住まい手の要望は「とにかく明るく風通しのよい気持ちいい生活」です。
光を届ける設計
現場に赴くと午前中ならビル越しに太陽の光が差し込むと判明しました。
そこで、生活拠点となるリビングと和室は南側に配置し、高い位置からの直射日光の採り入れを行い、より奥まで光を届ける設計にしました。
リビングと和室から北に向かって伸びる廊下は、天井を高くし吹き抜け状に十分な光と風を採りこめるように設計。
高窓の廊下を隔てた反対側の室内壁にも大きな窓を設置。キッチンにまで朝日が届きます。
玄関も、高窓から光が降り注ぎます。
体に負担のない設計
将来の年齢を考慮し、シンプルでコンパクトな間取りにしました。和室は障子でリビングとつながります。
障子はシーンにあわせて、全開放が可能です。
玄関戸内側には木製網戸を取り付け、木の温もりを感じられる設計にしています。
余裕のある設計
ギュウギュウ詰めだった場所は、ゆるりと過ごせる空間へと設計。街の中心部とは思えない、ゆとり空間が生まれました。
ギャラリー
